お知らせ2023年4月 電子マニフェストの運用を開始しました。

建設業でいう「マニフェスト」とは廃棄物伝票のことで、廃棄物を誰がいつ排出し、誰が運搬し、どこの処分場で最終処分されたかを記録するものです。

従来は5枚複写の紙伝票で、郵送、集計、報告、保管などにかなりコストがかかっておりました。

これを電子化することはかなり前から検討しておりましたが、今回ようやく実際に運用までこぎつけることができました。

従来のやり方を変えるというのは手間がかかりますし現場の混乱もあるかもしれません。杉並区も取り扱ったことがなく、運搬業者さんや処分業者さんもなれていないため、調整もなかなか大変そうですが、スムーズな運用を目指し皆で協力していけたらと思っています。

建設業界においては、大手さんや国交省は電子化が進んでいますが、中小はまだまだですし、自治体も、特に市区町村は紙の運用が主、というのが現状で、弊社ではそういった状況を危惧し積極的に電子化を進めていく方針です。

昨年度はASP(工事情報共有システム)の運用を開始、今回は電子マニフェスト、そのあとは電子小黒板の導入!

自治体さまや関係先さまも巻き込んで、業界を変えていくきっかけになれれば、と思っております。

従来の紙マニフェスト。5枚複写で、役所に報告の際には
5枚全部見える状態でコピー(!)してエクセル集計します。
一つの工事で数十枚~百枚以上になる事も。
保管は5年間で、キャビネットがすぐいっぱいになります。