街路の環境への取り組み

エコセメントの積極的な活用

 街路では各種工事に使用するコンクリート製品には原則、エコセメントを使用して製造した製品を採用しています。

エコセメントとは

 「エコセメント」とは、家庭から出る都市ごみを燃やした後に残る焼却灰を主な原料として用いた、資源リサイクル型の新しいタイプのセメントです。「エコセメント」は、エコロジーの“エコ”と“セメント”を合わせて名づけられ、日本工業規格(JIS R 5214)に定められた土木建築用資材です。エコセメントは、焼却灰に副資材(石灰石など)を加えて化学成分を調整し、1350℃以上の高温で焼成することにより、水硬性を有するセメント鉱物に変化し(ケミカルリサイクル)、これを微粉砕したものです。焼却灰などの原料に含まれる重金属類の大部分は、高温焼成中にガス化した状態で分離回収され、またダイオキシン類も分解されますので、環境保全に十分配慮したセメントです。

 街路では、東京たま広域資源循環組合が運営する「たまエコセメント」を使用したコンクリート製品を採用しており、東京多摩地区(25市1町から排出される都市ゴミ)のリサイクルに貢献しています。


東京たま広域資源循環組合HPはこちらへ

出典:東京都コンクリート製品共同組合HP

街路の建設廃材・道路廃材の有効活用への貢献

 街路は、限りある資源を効率的に再利用し、地球環境保全に貢献するために、最新鋭のリサイクルシステムが導入されたアスコン・リサイクルセンターに建設廃材や道路廃材を持ち込んでいます。また、これらの廃材がリサイクルされた道路用骨材等を積極的に活用しています。

 以下に、街路と、街路が建設廃材や道路廃材をリサイクルしている「埼京アスコン・リサイクルセンター(許可受入者:鹿島道路株式会社)」の取り組みの内容を示します。


建設廃材・道路廃材の有効活用