ようやく涼しくなってきましたが、皆様お元気でしょうか?
最近、住民様のご要望で私有地内に「都市型側溝」を設置しました。ふだんあまり目にしないものですので、ご紹介したいと思います。
今回設置した都市型側溝は、「スリット側溝」「卵型側溝」とも呼ばれるもので、その名の通り上部のスリットから水が流れ込み、卵型の断面の導水路を通って雨水をますに導水するものです。
言葉では伝わりづらいかもしれませんので画像を見ていただきます。

スリットは、上が狭く下の出口が広い構造になっており、石などが詰まりにくくなっています。
また導水路が卵型になっていると水流が強くなり、砂やゴミの滞留が起こりにくくなるそうです。
施工ですが、まず掘削してコンクリートの基礎を設置します。

その上に調整モルタルを敷き、側溝を乗せて細かい位置と勾配を調整します。

継ぎ目部分はボルトで連結します。

↓こちらは専用の雨水ます。脇の丸い所から下水本管に向けて管を通します。

↓こちらが配管状況です。

↓施工後はこのようになりました。


通常のL形側溝と比べると表面に段差がありませんので、道路を広く使えて見た目もすっきりしますし、バリアフリーにもなります。デメリットは施工費が高くなるのと、段差が無い分大雨時に越流が起こりやすい事、あとは側溝の内部が確認しづらい点でしょうか。
※内部の掃除は、卵型にちょうど合うような専用のスコップで行います。
今回初めて扱う部材でしたが問題なく施工出来ましたし、出来上がりもきれいでした。今後もこれが合う現場があればオススメしていきたいと思っております。
