お知らせ2024年7月 路面改良工事(R2012,R2023) 施工完了しました。

この工事は生活道路を通常の舗装をから透水性舗装に変更するとともに、側溝や雨水ますを更新し、また一部雨水ますを浸透ますに変えるなど、雨水の処理にかなり重点を置いた設計となっておりました。

透水性舗装は、表面を粒の粗い開粒度アスコン、その下には透水度の高い砕石、さらに下層に目詰まりを防ぐ砂の層を設置します。今回は総厚30cmを掘削しての施工となりました。

通常の舗装は表層に「再生密粒」というアスファルトを使用します。リサイクル材で粒が細かいため密度が高く丈夫な構造になりますが、透水性がなく雨水は表面を流れます。

対して透水性舗装は、雨水が浸み込むため大雨の時でもスリップや道路冠水がしにくく、また周辺の下水管に流れ込む雨水が減らせるため、ゲリラ豪雨時でも下水があふれる可能性が低くなります。(どのくらい違うかは下の写真をご覧ください)

半面強度は劣りますし、徐々に目詰まりし透水性が落ちてきますので、定期的なメンテナンスや打ち替えが必要になってくると思います。

気候変動に応じて下水や道路の構造も変わって来ております。(株)街路も変化に乗り遅れることの無いよう、常に情報収集や新しい事への挑戦をしていきたいと考えております。

透水性舗装。表面がざらついており、雨が降ってもすぐに浸み込みます。
交差点は強度が必要なため再生密粒で施工。雨は浸み込まず表面を流れます。
両側の透水性舗装との差が良くわかります。